魚とん本日の日替わり
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さて。本日読み終えましたのは、『短歌と俳句の五十番勝負』。歌人の穂村弘さんと俳人の堀本裕樹さんによる50の題詠集で、新潮社のPR雑誌「波」の連載をまとめたものだそうです。一つの題について穂村さんの歌と文章プラス堀本さんの句と文章が書かれていますけど、これがもう、「なんで???」と思うくらいおもしろくなかった。せっかくなので、その理由を考えてみよう。

まず、構成について、穂村さんは歌と文章で1ページなのに対して、堀本さんはなぜか2ページで、ここに謎を感じました。世の中で作者自注ほどつまらないものはないでしょってとこへもってきて、なにをそんなに書いてんだ、など。

でもって、おもしろくなかった理由のほとんどは、正直言って穂村さんの歌が全然よくなかったからだと思います。50首だしてそれが全部良い歌なわけはないんだから、そこは当たり前とはいえ、なんていうかほんとによくなかった。さらには、俳句は勉強してないので印象だけですけど、堀本さんの句も全然いいとおもえなかった。このへんのところは、題詠によくありがちなアレなのかなー。

とはいえ 穂村さんの歌でいいなーと思ったのは次の二首です。一首めは韻律が不思議。東直子さんぽいけど。二首めは、「だらけ」じゃなくて「だけ」としてるのがいいなとおもいました

文鳥の水浴びが光る球をなすというあなたの部屋を思えり
やわらかいひかりに頬を照らされてポカリスエットだけの自販機
穂村弘

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新聞まとめ読みしてたらこんな記事見っけ。こんな一等地にもったいない、さっさと売り飛ばして大学の財政に貢献させろ#とかって某S教授はおっしゃってましたが、この植物園、すごくいいとこだよ。みんなもっとお出かけすればいいのにw
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雨止んで晴れてきたし、洗濯物外に出そうと思ってベランダに出たら西の空がこんなんで、あわててUターン
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図書館でみつけて借りてきた本。実際によんでみたところ、エンターテイメント性よりも学術的記述がメインで、素人としては ふーんという感じでした ちょっとがっくり。ムーみたいにまでとはおもわないけど、折角のいい素材がもったいないなーーー。ジオのアウトリーチにもいろいろ問題あるんだなあなど。
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朝刊のこの記事見ながら、今さらSkypeって、国会エリアって本当にオジさんの最後の砦なんだなあとしみじみしました。タバコの件も含めて。
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TOHOシネマズ名古屋にて「爆笑問題 with タイタンシネマライブ #59」観てきました。松之丞さん目当てだったのですが、お笑いの方もすごく面白かった。でもって、松之丞さんに演目は、なんと「中村仲蔵」です! マクラなしでいきなり切り込んできて、しかもちょうどそんとき雷がひどくてその音が効果音みたいに響いてきて、本当に震えました。すごかった。
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なんちゃってカプレーゼw
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さて。
本日読了した『アカガミ』。作者の窪美澄さんの作品はこれがはじめてです。本文を見た瞬間、ん?この本文の活字、ちょっと独特?と感じました。文字組が大きいせいでしょうか?

さて、内容のほうは、赤紙を想わせるアカガミといい、ログとかサツキとミツキとかいった思わせぶりな名前の登場人物といい、集中力を妨げそうな要素がゴロゴロしてる。

だけど、サツキが、他人に対する感情をもてるようになるのと同時に、自分自身の気持ちを理解し、言語化できるようになっていくその過程から目が離せなくて、最後まで一気に読んでしまったのでした
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