昨日の夕刊をいまさら読んでて、潮風トレイル全線開通!わーい!となってます。種差(たねさし)海岸の一面の芝生の美しさ、でもって、そこに鳩ではなくウミネコが点々と座り込んでるびっくりの光景は、とても強く印象に残っています
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さて。晴れたり雷雨だったりめちゃくちゃな本日読了したのは『そしてミランダを殺す』 原題は"The Kind Worth Killng"。これもOGATAさんのサイトのご紹介。有名な賞を取って、たくさんレビューされてるミステリー。

マトリューシカみたいな構成で、電車の中で二回ほど「ええええー!」と呻きました。文楽に頻出するクズがたくさんでてくるのがおもしろかった。あと、スプラッタがドライなのがよかった(え、十分スプラッタ?)。特に、ナッツをすりつぶすシーンは、リアルでマジ震えました。ナッツアレルギーのあるひとは身体にひびくとおもうのでご注意。

OGATAさんが「結末には既視感」と書いてらして、確かにそうなんですけど、ただなんていうか、あのどうしようもない父親がすべてを台無しにするってのが、救いがなくていいなあ、なんて思いました。

とにかく邦題と装幀がイケテます
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